お待たせしました、やっと本の刊行をご案内できるようになりました。
「98歳 今が一番幸せ〜子ども達へ伝えたい祖母の言霊〜」を平成29年12月に文芸社から刊行しました。
現在、全国300カ所の書店に置いていただけて、鹿児島のブックミスミオプシア店では、平積みされて、表紙の祖母の元気な笑顔が並んでいます。笑顔のパワーは日野原重明先生に負けてませんでした(笑)アマゾンなどのネットでも購入可能です。
私にとってこの本の出版は、いろんな自分との出逢いの連続でした。
本を創る過程で、自分の中にある劣等感や罪悪感、無価値観に氣付き、それを手放した。そして、幸せになると決めて、歩き出した。
でも、出版社と契約してこの3年、立ち止まっては、また起き上がり、歩き出すことの繰り返しで、幸せだと思っても、また別な壁にぶち当たり、時には砕けちゃって…
気づくと、苦しくて苦しくて、ちっとも幸せじゃない!楽しくない!
それでも、多くの人に助けてもらって本が出来上がってきて、我が家に届き、夢の実現でワクワクするはずが、不安と恐れの日々、夢が実現しようとしているのに辛くて辛くて、身動きがとれなくなってしまいした。
なぜ達成感やこれからの展開に心躍らせられないのか。葛藤の日々、また悶々と自問自答の繰り返し、自信がないのか、他人の評価が氣になるのか、私の見栄か、でもそれは、今までの過程で乗り越えてきた。
そして、更に深く見つめると、本当の私は、幸せになることを望んでいなくて、逆にそれを恐れていることに気づいて愕然としちゃいました。
そんなバカなこと、どうして〜〜〜
行き着いたことは「自分が自分に許可を与えていなかった」ということ
幸せになると決め、宣言するだけでは、まだ完了せず、自分で自分に許可することも必要なのだと氣付きました。これが、仕上げです。
あら、不思議、ワクワクがよみがえってきました。今まで、ワクワクの進む力と不安で引き戻ろうとする逆の力の引っ張り合いこにクタクタだったのが、嘘のように軽くなりました。
家族を次々と失い、失意の中にいた私に、祖母が立ち上がる勇気をくれたことをきっかけにして、自分の道標とする為、また祖母に喜んでもらいたいという気持ちで本を創ってきたけれど、あるがままの自分で楽しく、逞しく、強かに人生を歩いていく、正に私の道標。
よく、病気や家族との別れは、神さまからのギフトと言われるけれど、本当にそのとおり!
それがあったから、今の私があります。
本の完成を誰よりも喜んでいる祖母。お世話になった方にあちこち配って、サインを求めらると、それに応じてご満悦の祖母。
祖母と私、今とっても幸せです!