青空が広がる鹿児島の朝、今日、長かった梅雨が明けたようです。
MIWA-STYLEの平川美輪子です。

先週、久しぶりに霧島の神社を駆け足でお参りしてきました。今回は一人で巡ったのです。中でも霧島神宮は、海外の方の訪問も多いようで、平日でしたが、中国の方やその他の国の方がお参りされていました。

その時に出くわしたのが、マナーの良くない日本人!

最初は、手水舍で身を浄めることもなく、「あらだった、ここで手を洗ってからお参りするんだったよね〜」と言っている、50代の私よりどうみてもお姉様方。

ため息を吐きながら、社務所の脇を抜けて亀坂を下りて、御手洗川へ

ここは、霧島の七不思議の一つ。岩穴から湧き出る水が小川となって流れている。川の水は11月から4月頃までは、殆ど枯れているけれど、5月頃から非常な勢いで大量の水が湧き出ている。この時、魚も一緒に湧いてくると言われているそうで…水の質は清明で天孫降臨の際、高天原から持ってきた真名井の水が混じっていると言われているそうです。清らかな場所なので、祠があって、ちゃんとお祀りしてあります。奥に龍神さまがいらっしゃるようなたたずまいなのです。そこに、足をいれて、「きやー気持ちいい〜」と言ってる若い子。まあこれは仕方ないとして、私よりも歳を重ねていらっしゃる感じの方が「それイイね、私も半ズボンで来れば良かった!」あれっ〜〜〜注意されるどころか、後押ししてるし…

こういうマナー違反の場面、出くわすことが時々あります。実は前に、今年101歳の睦子ばぁちゃんに、どう思うかって聴いたことがあります。


祖母は「全ぶ自分にかえってくるんだから、放っておきなさい」

自分が教える立場だったり、命の危険に至る場合を除いて、大人は放っておけばいいと言う祖母。一つは、その一場面だけを切り取って、判断するべきでない、そこに至るまでにもしかしたら、何か理由があったのかもしれないと…

確かに、霧島神宮、手水舍が改装中で、手前に小さな場所が仮設置されていた。気付けなかったのかもしれない…

祖母は、良くない行いを続ければ、後で全部自分に返ってくるから、氣にする必要はないと言う。自分だけが良ければ良いというのではなく、それぞれに見守ってくださる存在があるので、学びの場は必ず与えられると。子どもは注意した方が良いけれど、親がいる場合は、親が注意するべき、これが出来ないとこれまた、親に返っていくからと言う祖母。

それよりも、自分を見ることが大事!

「人の振り見て我が振り直せ」、他人の言動のよしあしを見て、自分の振る舞いを反省し、直すべきところは改めよと言うこと。

更に、なぜ、自分がそれが出来るのか。教えてくれた人がいて、学べる機会があったからだという祖母。確かになぁ〜私、去年、八百万の神のことを学んで知ったから、今の自分がいる、知らなかったら、今回のこと、何とも思わなかったかもしれない。自分が、懸命に学んだだけではなく、そこに繋げてくださった方、教えてくださった方がいたからだと、改めて思えて感謝が生まれてくる。その感謝の気持ちが祖母は大切だと言う。

嫌なことに心を乱す必要がない、それよりも、笑顔で楽しく過ごした方が良い!この100歳の考え方、ストレスを抱えることなく過ごせる極意を教えられているような気がしています。
今日も最後まで読んでくださり有難うございました。

清らかな御手洗川