おはようございます。MIWA-STYLEの平川美輪子です!

鹿児島の先日の大雨、凄かったです。例年の7月、1ヶ月分の雨が1日で降ったそうです。皆さま被害はありませんでしたか。

国道や高速道路が通行止めだったので、昨日は渋滞に巻き込まれた方も多かったのではないでしょうか。鹿児島では未だ道路があちこち寸断しています。小さな地滑りや土砂崩れで、山肌は傷跡のように見えています。

今回、残念ながらこの大雨で亡くなられた方もありましたが、大災害に至らなかったので、ホッとしています。県内の多くの小中学校、高校が前日には休講を決め、商業施設も早めに閉店するなど、やはり、備えって大事だと思いました!

鹿児島は本当に自然災害の多い県です。

子どもの頃、我が家は木造の小さな古い家で、大きな台風が来れば恐ろしくて、でも、父は台風や水害の時には必ず、災害待機で家にはいませんでした。こんな時、母は朝から、おにぎりや卵焼きに煮物、お弁当を作って、お隣のおばちゃんは、夕方カレーを作ってくれて、3食分くらいの食事を準備。私たち子どもたちは、早めお風呂に入って、着替えとオセロゲームやダイヤモンドゲーム持って、庭にかけてあったはしごを登ってショートカットでお隣さんへ、鉄筋の頑丈な大きな家に避難して過ごしました。遠足気分の楽しい思い出です。

20代は県職員として、屋久島や奄美大島といった離島勤務。台風の威力は、本土で感じるものとは違い、強烈でした。屋久島では停電はしょっちゅう、最長5日間電気がこない日々を過ごしました。平成の初めの頃、長い期間、停電を経験することはなかったので、その時に停電の時の備えを学びました。奄美大島では、数十年ぶりの大きな台風の影響で、1週間、船も飛行機も動かず、食材が無くなるという経験をして、食材の備蓄、3日間あれば、何とかしのげることを経験し28年前に非常食の備蓄の概念を身につけました。

そして平成5年の8・6水害!!!

今回のような大雨で、大規模な土砂崩れが起こり、私は国道10号線に閉じ込められ、土砂が崩れ、山から鉄砲水が押し寄せる中、車を乗り捨てて、歩いて、引き返し、炊き出しを受けて…翌日、加治木からフェリーに乗って鹿児島市内に帰ってきました。その後も国道も高速道路も土砂崩れで長く通れず、通勤など大変でした。

その数年、今度は出水市で、平成9年、出水の針原地区の土砂災害!この時は、尋常ではない雨が降って、その雨があがって、災害が起こらなくて良かったと思っていた矢先、土砂災害が起こりました。雨が止んで4時間後だったそうです。勤務していた保健所が管轄だったので、災害後の対応、現場に行き、被災された方々への支援を行いました。PTSD、心に受ける傷、災害がもたらすものは、生き残った方々も長く苦しめます。他にも北部地震もあったなぁ〜

こんな風に私の20代〜30代前半は、異動する先々で「私って災害おんな!」と思うくらい、災害の真っ只中にいました。そして、多くのことを経験させてもらい学ばせてもらいました。今は、超〜晴れ女です(笑)

日本は四季折々、美しく、食材や温泉など自然の恵みの多い国。

でも自然は一旦猛威を振るうと恐ろしいもの!神道でいうところの「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」表裏一体のようです。ただし、良くないことのように思うえる今回のような大雨でも、土砂が崩れて、その土砂に含まれる栄養分が海に注がれて新たな命の源となり、自然界全体のバランスを保つ働きをしていると考えれば悪いことばかりではないようです。

昔から日本人がしていたように自然に敬意を持ち、祀り、そして備える。

これは、豊かな自然の国、日本に住む私たちが受け継ぎたい心だと、災害が起こる度に思います。

今日も上天気!
大雨を含んだ土砂が落ち着きますようにと祈りつつ、皆さまもステキな一日を✨

長くなりました。最後まで読んでくださり有難うございます。